今日は大阪の心斎橋にある
浮世絵美術館に行ってきました。
最近の僕のトレンドは
「感性を上げる」です。
前までは大阪に行ったら
友達と飲みに行って
朝までシーシャで語る
そこからサウナでキメる
みたいなことをしてましたが
最近はそんなのはもういいかなって。
はい、じゃあなぜ感性を上げたいと思ったのか?
普通に僕思うんですけど
ライティングって
知識ももちろん大事だけど
ぶっちゃけ、感性必要じゃね?
って思うんですよね。
知識8:感性2
の感じ。
過去の僕のようにライティングや
心理学の知識だけ頭入れまくっても、
つまらん文章しか書けなかったのは
自分の感性が未熟だったからかなぁと。
他のライティングが上手い人を見ていると、
なんかキレイで美しいんですよね。
ん〜〜〜〜〜この違いはなんなんだ…
と深く悩んだことがありました。
じゃあ、感性を上げるためには
なにをしたらいいのか?というと、
歴史や音楽、芸術に触れる時間を
物理的に作ることが手取り早いなと。
自分自身が”美しい”と
心から言えるものを
自分自身の目で見て
感じる回数を増やすこと。
とにかく右脳開発に振り切りました。
そんなこんなで
浮世絵美術館に行ったんですけど
いやぁ、美術館はいいですな。
空間が洗練されているし
とにかく美しい。
絵画が引き立つように
空間のマイナスとプラスが
いい感じになっている。
今回の浮世絵美術館は
約200年前に活躍されていた
・葛飾北斎
・歌川広重
の二人の作品がメインでした。
実際に見たらわかるんですけど
絵のタッチがそれぞれ違くて面白い。
葛飾北斎さんは
線がシャキン!としてて凛々しい。
色で表すとブルーな感じ。
対して、
歌川広重さんは
線がまろやかでとても柔らかい。
色で表すとオレンジ。
描く人でここまで違うのかー!!
ってめちゃ思いましたね。
特に、歌川さんの絵は奥行きがすんごい。
例えば、グラデーションね。
普通に水を含ませて、色を濃くしたいところと薄くしたいところを描くんですけど、それが鮮やかなんですよね。
ただ、歌川さんの凄さは
グラデーションの上手さだけじゃないんですよ。
それが、、、
色をつけるのではなく
物理的に凹凸をつけて
奥行きをつけるという技法です。
これ、江戸時代には常識破壊的なやり方らしいです。
ぎゅーっと木を押し当てて
紙に凹凸をつけて物理的に立体にする。
しかも、それが
今のデジタル解析とかしても
映し出せないレベルの細かさ。
初心者じゃ絶対にわからんw
(僕は虫眼鏡をもらって、
やっと視認できました笑)
色をつけて絵の構成で奥行きをつけるのが
当たり前だと言われていた時代に、
物理的に凹凸をつける
当時は、衝撃受けまくりだったでしょうね。
やっぱり先入観を取っ払うって大事。
見えないことがどんどん見えてくる。
しかも、この浮世絵とかって
版画ですからね!?
版画は小学校の時に
やったことがあるので、
大体作業工程など分かりますけど、
普通に1mmズレたら終わりの世界。
それを1ミクロン単位のズレもなく
完璧に仕上げつつ
さらに奥行きをつける技術は
いやぁ、感激しましたね。
で、この絵画とかを見て
ライティング力がupしたんですけど、
ポイントとしては
細部にこだわることの境地でした。
「そこまでやるか…!!!」
のレベルがカンストしてるんですよ。
いやぁ、今の自分全然ダメやなぁって。
細部で気が抜けてもーてるもん。
神は細部に宿るって言いますけど
マジのマジのプロというのは
「そこどうでもいいじゃろ…」
ってところまでやってるんですよね。
これが現代まで愛され、
売れている理由だったりしますね。
適当な商品だったら
絶対にブランドが崩壊しますから。
てな感じで、浮世絵美術館は良い学びになりました。
次は、ヨーロッパの美術館も回ってみようと思います。
P.S.
そうそう、アニメで言うと
ブルーピリオドを見たんですけど
あれも感性が上がりますし
自分に勇気をもらえますね。
あと、画像は探しきれなかったけど
パクリはしてもいいけど
オリジナルで描けよ。
という場面は良いこと言うな〜と。
芸術の世界もパクリから入って
オリジナルの作品を出せる人が生き残るのは
コンテンツビジネスの世界でも一緒ですな。
ではでは。
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